病院指標
令和4年度 熊本セントラル病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | – | 27 | 30 | 58 | 96 | 153 | 353 | 506 | 593 | 334 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 93 | 4.31 | 2.64 | 0.00 | 64.78 | 内視鏡的大腸ポリープ切除術(前日入院).pdf 内視鏡的大腸ポリープ切除術(当日入院).pdf |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 | 46 | 13.52 | 8.94 | 0.00 | 77.15 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP).pdf |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 23 | 23.09 | 21.11 | 13.04 | 89.13 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 20 | 26.35 | 13.61 | 10.0 | 77.10 | |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) | 13 | 9.00 | 7.79 | 0.00 | 70.69 |
【定義】
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者さんの診療科ごとに症例数の多い上位5つの診断群分類についての集計です。
・DPCコード:病気と治療方法の組み合わせによって分類されますので、同じ病気でも治療方法が違えばDPCコードは異なります。
・DPC名称:病名での分類名称です。
・平均在院日数(自院):該当DPCで入院していた日数の平均値です。
・平均在院日数(全国):厚生労働省より公表されている2022年度における先刻のDPC対象病院の在院日数の平均値です。(外泊日数は除く)
・転院率:退院時、当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です。
【解説】
当院は包括ケア病棟があります。一般病棟で急性期の治療が終了した後、さらに継続的な治療が必要な場合は、包括ケア病棟で行います。そのため、一般病棟だけの病院より当院の平均在院日数は長い傾向にあります。
消化器内科では、大腸ポリープや大腸腺腫など良性腫瘍を切除するポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)など内科的治療が最も多く、EMRは悪性腫瘍に対して行う場合もあります。
胆道系疾患では、胆管結石により胆管がつまり感染を起こし発熱、黄疸を呈し重篤化する可能性があるため、緊急で胆道ドレナージを行います。
誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液を誤嚥し細菌が気管から肺に入ることで起こる肺炎です。嚥下機能が低下した高齢者に多く、繰り返し発症したり、重症化しやすく入院日数も長くなります。抗菌薬を用いた薬物療法が基本となります。
尿路感染は高齢者に多くほとんどが細菌によって起こります。長年、他の消化器疾患で治療中の患者さんが多く、全身状態を観ながら治療を行います。
消化管出血は、食道、胃、十二指腸からまとまった量の出血が短時間に起こると、血を吐くことがあります。
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者さんの診療科ごとに症例数の多い上位5つの診断群分類についての集計です。
・DPCコード:病気と治療方法の組み合わせによって分類されますので、同じ病気でも治療方法が違えばDPCコードは異なります。
・DPC名称:病名での分類名称です。
・平均在院日数(自院):該当DPCで入院していた日数の平均値です。
・平均在院日数(全国):厚生労働省より公表されている2022年度における先刻のDPC対象病院の在院日数の平均値です。(外泊日数は除く)
・転院率:退院時、当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です。
【解説】
当院は包括ケア病棟があります。一般病棟で急性期の治療が終了した後、さらに継続的な治療が必要な場合は、包括ケア病棟で行います。そのため、一般病棟だけの病院より当院の平均在院日数は長い傾向にあります。
消化器内科では、大腸ポリープや大腸腺腫など良性腫瘍を切除するポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)など内科的治療が最も多く、EMRは悪性腫瘍に対して行う場合もあります。
胆道系疾患では、胆管結石により胆管がつまり感染を起こし発熱、黄疸を呈し重篤化する可能性があるため、緊急で胆道ドレナージを行います。
誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液を誤嚥し細菌が気管から肺に入ることで起こる肺炎です。嚥下機能が低下した高齢者に多く、繰り返し発症したり、重症化しやすく入院日数も長くなります。抗菌薬を用いた薬物療法が基本となります。
尿路感染は高齢者に多くほとんどが細菌によって起こります。長年、他の消化器疾患で治療中の患者さんが多く、全身状態を観ながら治療を行います。
消化管出血は、食道、胃、十二指腸からまとまった量の出血が短時間に起こると、血を吐くことがあります。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全(手術なし・転院なし) | 43 | 25.33 | 17.54 | 13.95 | 85.12 | |
050070xx99001x | 頻脈性不整脈 | – | 42.25 | 14.73 | 12.50 | 91.50 | |
050130xx97000x | 心不全(その他の手術あり) | – | 61.60 | 22.51 | 40.0 | 83.20 | |
050130xx9900x1 | 心不全(手術なし・転院あり) | – | 26.40 | 21.26 | 20.0 | 83.60 | |
050140xx99x01x | 高血圧性疾患 | – | 22.80 | 18.26 | 20.0 | 84.80 |
【解説】
循環器内科入院患者では、心不全が最多です。高齢者が多くを占めており、再発も多く、複数の併存疾患をお持ちで、入院前からADL低下を伴う患者が大半です。このため入院早期よりリハビリテーションの介入を行うことで、さらなる廃用の進行を防ぎ、入院前の生活への復帰を目標とし、また回復後には地域の先生方にご紹介させて頂き、地域内の連携で心不全再増悪を予防したいと考えています。
急性心筋梗塞、急性大動脈解離などの当院で実施できない心臓カテーテル検査・治療あるいは手術を要する疾患では、遅滞なく高次医療機関に転送しています。このような疾患では、回復期管理、リハビリテーションで関わっております。
循環器内科入院患者では、心不全が最多です。高齢者が多くを占めており、再発も多く、複数の併存疾患をお持ちで、入院前からADL低下を伴う患者が大半です。このため入院早期よりリハビリテーションの介入を行うことで、さらなる廃用の進行を防ぎ、入院前の生活への復帰を目標とし、また回復後には地域の先生方にご紹介させて頂き、地域内の連携で心不全再増悪を予防したいと考えています。
急性心筋梗塞、急性大動脈解離などの当院で実施できない心臓カテーテル検査・治療あるいは手術を要する疾患では、遅滞なく高次医療機関に転送しています。このような疾患では、回復期管理、リハビリテーションで関わっております。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040120xx99000x | 慢性閉塞性肺疾患 | 14 | 37.07 | 13.68 | 14.29 | 74.64 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 | – | 32.67 | 18.57 | 0.00 | 77.56 | |
040150xx99x0xx | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 | – | 41.33 | 22.66 | 33.33 | 69.22 | |
0400801499×002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上、A-DROPスコア2) | – | 48.50 | 16.19 | 0.00 | 85.88 | |
0400801499×001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上、A-DROPスコア1) | – | 34.14 | 14.34 | 0.00 | 79.57 |
【解説】
肺炎の診断群分類は、年齢や重症度により細分化されています。そのため、分岐されない状態では肺炎が53例で最も多く、呼吸器科入院全体(179例)の約32.9%になります。これは病院全体の肺炎入院患者の53.1%です。肺炎以外では、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、肺・縦隔の感染、腫瘍形成がそれぞれ8.9%、7.8%、6.1%の状況となります。
肺炎のデータに関しては「成人市中肺炎の重症度」もご参照ください。
肺炎の診断群分類は、年齢や重症度により細分化されています。そのため、分岐されない状態では肺炎が53例で最も多く、呼吸器科入院全体(179例)の約32.9%になります。これは病院全体の肺炎入院患者の53.1%です。肺炎以外では、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、肺・縦隔の感染、腫瘍形成がそれぞれ8.9%、7.8%、6.1%の状況となります。
肺炎のデータに関しては「成人市中肺炎の重症度」もご参照ください。
脳神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010230xx99x00x | てんかん(副傷病なし) | – | 39.40 | 7.33 | 0.00 | 67.40 | |
010160xx99x00x | パーキンソン病 | – | 23.75 | 18.58 | 0.00 | 82.75 | |
010130xx99x0xx | 重症筋無力症 | – | 32.33 | 12.65 | 0.00 | 69.33 | |
010230xx99x01x | てんかん(副傷病あり) | – | 27.00 | 23.13 | 50.0 | 76.50 | |
【解説】
脳神経内科では、脳・脊髄神経・筋肉の疾患の専門外来の診療を行っております。頭痛、てんかん、顔面神経麻痺、パーキンソン病、髄膜炎、重症筋無力症、脊髄小脳変性症、ギランバレー症候群などの病気が含まれます。
頭痛やけいれん、意識を失う、身体の動きや感覚に異常がある場合は当科にご相談下さい。なお診断が確定し、治療で症状が安定した場合は、当科からかかりつけの病院へ転院を推奨しております。
脳神経内科では、脳・脊髄神経・筋肉の疾患の専門外来の診療を行っております。頭痛、てんかん、顔面神経麻痺、パーキンソン病、髄膜炎、重症筋無力症、脊髄小脳変性症、ギランバレー症候群などの病気が含まれます。
頭痛やけいれん、意識を失う、身体の動きや感覚に異常がある場合は当科にご相談下さい。なお診断が確定し、治療で症状が安定した場合は、当科からかかりつけの病院へ転院を推奨しております。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) | 76 | 6.140 | 4.59 | 2.63 | 66.96 | 腹腔鏡下鼡径ヘルニア根治術.pdf |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 | 45 | 7.160 | 6.93 | 0.00 | 57.82 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術.pdf |
060150xx03xxxx | 虫垂炎(虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない等) | 17 | 5.00 | 5.32 | 0.00 | 39.35 | 腹腔鏡下虫垂切除術(穿孔・膿瘍なし)-虫垂炎.pdf |
060150xx02xxxx | 虫垂炎虫垂炎(虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴う等) | 10 | 8.90 | 9.78 | 0.00 | 69.50 | 腹腔鏡下虫垂切除術(穿孔・膿瘍あり)-虫垂炎.pdf |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂含む)悪性腫瘍 | – | 22.50 | 15.40 | 11.10 | 72.20 | S状結腸切除・直腸切除.pdf 結腸切除.pdf |
【解説】
外科では、鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下または鼠径部切開による鼠径ヘルニア手術症例が多くなっています。胆嚢炎や胆石症に対する手術症例は、ほとんどを腹腔鏡下手術で行っております。虫垂周囲膿瘍を伴わない虫垂炎は、20代~40代の比較的若い世代が多くなっています。
結腸癌の症例数は年々増加傾向で、腹腔鏡下手術が増えています。また、各種固形がんの初発・再発症例、化学療法、手術不能例に対する温熱療法(ハイパーサーミア)治療にも対応しています。
外科では、鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下または鼠径部切開による鼠径ヘルニア手術症例が多くなっています。胆嚢炎や胆石症に対する手術症例は、ほとんどを腹腔鏡下手術で行っております。虫垂周囲膿瘍を伴わない虫垂炎は、20代~40代の比較的若い世代が多くなっています。
結腸癌の症例数は年々増加傾向で、腹腔鏡下手術が増えています。また、各種固形がんの初発・再発症例、化学療法、手術不能例に対する温熱療法(ハイパーサーミア)治療にも対応しています。
血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 | 37 | 2.621 | 2.66 | 0.00 | 68.40 | 下肢静脈瘤除去手術.pdf 両下肢静脈瘤除去手術.pdf |
【解説】
静脈・リンパ節疾患は、血管外科で最も多い症例になります。深部静脈血栓症か静脈瘤の治療が主になります。下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術は、年間29症例おこなっています。
また、整形外科との連携により下肢手術の術前術後にエコーを行い、深部静脈血栓の予防、治療に努めています。
静脈・リンパ節疾患は、血管外科で最も多い症例になります。深部静脈血栓症か静脈瘤の治療が主になります。下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術は、年間29症例おこなっています。
また、整形外科との連携により下肢手術の術前術後にエコーを行い、深部静脈血栓の予防、治療に努めています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 109 | 63.74 | 26.42 | 19.27 | 86.05 | 大腿骨骨折(骨接合術).pdf 大腿骨骨折(人工骨頭置換術).pdf |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む) | 77 | 46.26 | 22.44 | 1.30 | 75.25 | 人工膝関節置換術(TKA).pdf |
070343xx99x1xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎(脳脊髄腔造影剤使用あり) | 41 | 2.00 | 2.62 | 0.00 | 70.68 | ミエロ(腰椎・頸椎).pdf |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎(手術処置なし) | 39 | 24.13 | 15.60 | 0.00 | 72.03 | 胸・腰椎圧迫骨折.pdf 腰椎除圧・固定・椎弓形成.pdf |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 28 | 37.64 | 20.09 | 3.57 | 84.71 |
【解説】
整形外科では大腿骨の骨折(股関節・大腿近位の骨折)での入院が最も多くなっています。変形性関節症(膝・股)に関しては、本人の歩行状態の改善までしっかりリハビリを行っておりますので、入院が少し長くなっています。
頚椎・胸椎・腰椎に対して、変性・外傷症例に対する手術が近年増加しています。
整形外科では大腿骨の骨折(股関節・大腿近位の骨折)での入院が最も多くなっています。変形性関節症(膝・股)に関しては、本人の歩行状態の改善までしっかりリハビリを行っておりますので、入院が少し長くなっています。
頚椎・胸椎・腰椎に対して、変性・外傷症例に対する手術が近年増加しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 29 | 9.34 | 8.56 | 3.45 | 55.17 | 突発性難聴.pdf |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 | – | 3.75 | 4.79 | 0.00 | 74.50 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 | – | 8.67 | 5.69 | 0.00 | 49.33 | |
– |
【解説】
耳鼻咽喉科で最も多い症例は突発性難聴で、高気圧酸素治療やステロイドの点滴などを行います。高気圧酸素治療は、装置の中に入り、大気圧より高い気圧環境の中で酸素を吸入することにより病態の改善を図る治療です。扁桃周囲膿瘍は、放置すると危険な病気です。近医より紹介を頂き切開などの処置を行っています。当院耳鼻咽喉科では、入院を要する急性期の疾患に可能な限り対応するようにしています。
また、メニエール病や良性発作性めまい症などの前庭機能障害による入院や睡眠時無呼吸症候群に対する1泊検査入院もしています。
地域包括ケア病棟での入院症例は上記に含まれていない為、実際には年間139例の入院に対応しています。
耳鼻咽喉科で最も多い症例は突発性難聴で、高気圧酸素治療やステロイドの点滴などを行います。高気圧酸素治療は、装置の中に入り、大気圧より高い気圧環境の中で酸素を吸入することにより病態の改善を図る治療です。扁桃周囲膿瘍は、放置すると危険な病気です。近医より紹介を頂き切開などの処置を行っています。当院耳鼻咽喉科では、入院を要する急性期の疾患に可能な限り対応するようにしています。
また、メニエール病や良性発作性めまい症などの前庭機能障害による入院や睡眠時無呼吸症候群に対する1泊検査入院もしています。
地域包括ケア病棟での入院症例は上記に含まれていない為、実際には年間139例の入院に対応しています。
総合診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 10 | 24.80 | 13.61 | 10.00 | 87.80 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | – | 23.00 | 21.11 | 14.29 | 87.57 | |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | – | 28.50 | 15.97 | 50.00 | 72.25 | 脳梗塞 軽症.pdf |
【解説】
様々な症状に対して臓器別専門医と連携し、全身状態をみながら治療をおこなっています。その為、疾患も感染症、誤嚥性肺炎、脳梗塞と多岐に渡っています。
様々な症状に対して臓器別専門医と連携し、全身状態をみながら治療をおこなっています。その為、疾患も感染症、誤嚥性肺炎、脳梗塞と多岐に渡っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 10 | 4 | 0 | 4 | 1 | 4 | 1 | 8 |
大腸癌 | 7 | 7 | 8 | 3 | 4 | 6 | 2 | – |
乳癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | – |
肺癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | – |
肝癌 | 1 | 4 | 0 | 1 | 1 | 23 | 2 | – |
【定義】
日本でもっとも罹患率の高い5大がんの病期(stage)症例数を集計したものです。病期(stage)とは、がんの進行状況を示します。
UICC TNM病期分類にて原発巣がんのstage(Ⅰ期~Ⅳ期)を決定しています。
Ⅰ期に近い程、がんが小さくとどまっている状態で、Ⅳ期に近い程、がんが広がっている状態です。
Ⅰ期の患者が多ければ早期にがんを発見しており、Ⅳ期の症例が多いほど重症の患者が多い事がわかります。また、stage(病期)により治療方針が変わります。
【解説】
当院では超急性期病院との連携をとり治療を行っています。各種固形がんの再発症例、手術不能例に対しても、化学療法、ハイパーサーミア、高気圧酸素療法を組み合わせた集学的治療を積極的に運用し地域医療に貢献しています。特に肝がんは再発することが多い病気であり、当院でも再発治療を多く扱っています。
肝切除、ラジオ派凝固療法、肝動脈塞栓、動脈療法について、最新の治療機材を常設しています。
日本でもっとも罹患率の高い5大がんの病期(stage)症例数を集計したものです。病期(stage)とは、がんの進行状況を示します。
UICC TNM病期分類にて原発巣がんのstage(Ⅰ期~Ⅳ期)を決定しています。
Ⅰ期に近い程、がんが小さくとどまっている状態で、Ⅳ期に近い程、がんが広がっている状態です。
Ⅰ期の患者が多ければ早期にがんを発見しており、Ⅳ期の症例が多いほど重症の患者が多い事がわかります。また、stage(病期)により治療方針が変わります。
【解説】
当院では超急性期病院との連携をとり治療を行っています。各種固形がんの再発症例、手術不能例に対しても、化学療法、ハイパーサーミア、高気圧酸素療法を組み合わせた集学的治療を積極的に運用し地域医療に貢献しています。特に肝がんは再発することが多い病気であり、当院でも再発治療を多く扱っています。
肝切除、ラジオ派凝固療法、肝動脈塞栓、動脈療法について、最新の治療機材を常設しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 9 | 11.33 | 63.56 |
中等症 | 68 | 27.53 | 80.19 |
重症 | 21 | 29.19 | 86.33 |
超重症 | 8 | 60.25 | 84.63 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
【定義】
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者で、成人市中肺炎の重症別患者数を集計したものです。成人とは15歳以上の患者です。市中肺炎とは普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13~J18であるものが対象です。そのため、インフルエンザウイルスからの肺炎、誤嚥性肺炎等は集計対象外になります。
・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。
重症度は、市中肺炎ガイドラインのよる重症度分類(A-DROP)システムにより分類しています。
【A-DROP】
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN21mg/dl以上または脱水
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下
軽 度:(重症度0)上記の指標のいずれも満たさないもの
中程度:(重症度1・2)1~2項目に該当するもの
重 症:(重症度3)3項目該当するもの
超重症:(重症度4・5)4項目以上に該当するもの。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
【解説】
重症度0(軽症)の患者さんの平均年齢が63歳であるのに対し、重症1~2度(中等度)の平均年齢は80歳と高齢になっています。中等度の患者数が最も多く、市中肺炎全体の64.2%です。重症度が上がると、治療期間も長くなる傾向があり、長期臥床による筋力・体力低下を防ぐために、可能な限り理学療法(リハビリ)を併用しています。成人市中肺炎のガイドラインでは、軽症の患者さんは外来治療でよいことになっていますが、併存に喘息やがん、先天性の疾患があるなど重症化することを考慮し入院となっている場合があります。
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者で、成人市中肺炎の重症別患者数を集計したものです。成人とは15歳以上の患者です。市中肺炎とは普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13~J18であるものが対象です。そのため、インフルエンザウイルスからの肺炎、誤嚥性肺炎等は集計対象外になります。
・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。
重症度は、市中肺炎ガイドラインのよる重症度分類(A-DROP)システムにより分類しています。
【A-DROP】
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN21mg/dl以上または脱水
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下
軽 度:(重症度0)上記の指標のいずれも満たさないもの
中程度:(重症度1・2)1~2項目に該当するもの
重 症:(重症度3)3項目該当するもの
超重症:(重症度4・5)4項目以上に該当するもの。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。
【解説】
重症度0(軽症)の患者さんの平均年齢が63歳であるのに対し、重症1~2度(中等度)の平均年齢は80歳と高齢になっています。中等度の患者数が最も多く、市中肺炎全体の64.2%です。重症度が上がると、治療期間も長くなる傾向があり、長期臥床による筋力・体力低下を防ぐために、可能な限り理学療法(リハビリ)を併用しています。成人市中肺炎のガイドラインでは、軽症の患者さんは外来治療でよいことになっていますが、併存に喘息やがん、先天性の疾患があるなど重症化することを考慮し入院となっている場合があります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
– | 21 | 25.75 | 73.44 | 25 |
【定義】
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者で、脳梗塞について集計したものです。
・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です
【解説】
当院では急性期治療からリハビリまでを一貫しておこなっているため、入院日数は比較的長くなっています。
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者で、脳梗塞について集計したものです。
・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です
【解説】
当院では急性期治療からリハビリまでを一貫しておこなっているため、入院日数は比較的長くなっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 93 | 1.33 | 2.90 | 0.00 | 66.92 | 内視鏡的大腸ポリープ切除術(前日入院).pdf 内視鏡的大腸ポリープ切除術(当日入院).pdf |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 41 | 1.05 | 14.83 | 7.32 | 78.15 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP).pdf |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 27 | 1.63 | 12.11 | 3.70 | 76.22 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 16 | 0.69 | 4.25 | 0.00 | 65.31 | 内視鏡的大腸ポリープ切除術(前日入院).pdf 内視鏡的大腸ポリープ切除術(当日入院).pdf |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 12 | 2.00 | 9.08 | 0.00 | 79.42 | 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP).pdf |
【定義】
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者さんの診療科ごとに手術症例数の多い上位5つの診断群分類についての集計です。診療科は医療資源を最も投入した傷病の診察担当医師の所属する科とし、複数の診療科では重複してカウントしていません。
・Kコード:手術術式の点数表コードです。
・名称:手術術式の名称です。
・平均術前日数:入院日から手術日前日まで(手術日当日は含まない)の平均日数です。
・平均術後日数:手術日翌日(手術日当日は含まない)から退院日までの平均日数です。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です。
【解説】
消化器内科では、大腸の腺腫や早期癌の患者さんに対して施行する内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術が最も多く、病変が早期の段階での治療に努めています。
予定入院のため、手術までの日数も短い状態です。
胆管炎や胆管癌による閉塞性黄疸に対して行う内視鏡的ステント留置術や乳頭切開を行い出口を広くして石を出やすくしたりする手術も上位を占めます。
内視鏡的消化管止血術は、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、食道・胃静脈瘤、マロリーワイス症候群からの出血など原因は様々ですが、消化管からの出血を止めるために、クリップ止血法、エタノール等の局注法、熱凝固法などを行います。大量出血があると出血性ショックや貧血状態になったりしますので、緊急対応が必要となります。また、出血を止めるだけではなく、原因となる病態の治療も行うため治療期間は患者によりばらつきがあります。
内視鏡により、早期の食道癌、胃癌、大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も行っています。
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者さんの診療科ごとに手術症例数の多い上位5つの診断群分類についての集計です。診療科は医療資源を最も投入した傷病の診察担当医師の所属する科とし、複数の診療科では重複してカウントしていません。
・Kコード:手術術式の点数表コードです。
・名称:手術術式の名称です。
・平均術前日数:入院日から手術日前日まで(手術日当日は含まない)の平均日数です。
・平均術後日数:手術日翌日(手術日当日は含まない)から退院日までの平均日数です。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です。
【解説】
消化器内科では、大腸の腺腫や早期癌の患者さんに対して施行する内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術が最も多く、病変が早期の段階での治療に努めています。
予定入院のため、手術までの日数も短い状態です。
胆管炎や胆管癌による閉塞性黄疸に対して行う内視鏡的ステント留置術や乳頭切開を行い出口を広くして石を出やすくしたりする手術も上位を占めます。
内視鏡的消化管止血術は、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、食道・胃静脈瘤、マロリーワイス症候群からの出血など原因は様々ですが、消化管からの出血を止めるために、クリップ止血法、エタノール等の局注法、熱凝固法などを行います。大量出血があると出血性ショックや貧血状態になったりしますので、緊急対応が必要となります。また、出血を止めるだけではなく、原因となる病態の治療も行うため治療期間は患者によりばらつきがあります。
内視鏡により、早期の食道癌、胃癌、大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も行っています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 56 | 1.21 | 5.02 | 0.00 | 58.21 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術.pdf |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 44 | 0.98 | 3.66 | 2.27 | 64.5 | 腹腔鏡下鼡径ヘルニア根治術.pdf |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 32 | 1.03 | 4.81 | 3.12 | 70.34 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 17 | 0.29 | 3.71 | 0.00 | 39.35 | 腹腔鏡下虫垂切除術(穿孔・膿瘍なし)-虫垂炎.pdf |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 13 | 2.83 | 9.72 | 7.69 | 69.9 | S状結腸切除・直腸切除.pdf 結腸切除.pdf |
【解説】
外科では、消化器領域の多様な疾患に広く対応しており、腹腔鏡下手術を多く行っています。腹腔鏡下手術は、開腹手術に比べ創が小さいため患者さんの体の負担も少なく回復も早いため、件数も年々増加し外科の全手術の69.5%を占めています。
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術および鼠径ヘルニア手術は、お腹の壁にできてしまった脆弱部(ヘルニア門)をメッシュ(人工膜)で覆い補強する手術が主流です。
腹腔鏡下虫垂切除術は、緊急手術となる場合が多く、1日未満の術前日数となっています。
胃がん、大腸がん、肝がんなどに対する腹腔鏡下手術から、転移再発がんに対する拡大手術、化学療法、手術不能例に対する温熱療法(ハイパーサーミア)治療までがんの進行に応じた治療をおこなっています。
外科では、消化器領域の多様な疾患に広く対応しており、腹腔鏡下手術を多く行っています。腹腔鏡下手術は、開腹手術に比べ創が小さいため患者さんの体の負担も少なく回復も早いため、件数も年々増加し外科の全手術の69.5%を占めています。
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術および鼠径ヘルニア手術は、お腹の壁にできてしまった脆弱部(ヘルニア門)をメッシュ(人工膜)で覆い補強する手術が主流です。
腹腔鏡下虫垂切除術は、緊急手術となる場合が多く、1日未満の術前日数となっています。
胃がん、大腸がん、肝がんなどに対する腹腔鏡下手術から、転移再発がんに対する拡大手術、化学療法、手術不能例に対する温熱療法(ハイパーサーミア)治療までがんの進行に応じた治療をおこなっています。
血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 29 | 0.00 | 1.724 | 0.00 | 69.73 | 両下肢静脈瘤除去手術.pdf 下肢静脈瘤除去手術.pdf |
K617-6 | 下肢静脈瘤血管内塞栓術 | – | – | – | – | – | 両下肢静脈瘤除去手術.pdf 下肢静脈瘤除去手術.pdf |
【解説】
血管外科では、下肢の静脈瘤に対する下肢静脈瘤血管内焼灼術の症例数が最も多くなっています。下肢静脈瘤血管内焼灼術とは、皮膚を切らずに血管の中に細い管を挿入し、ラジオ波の熱によって内部から静脈を焼いて塞ぐ治療法です。身体の負担が軽く下肢静脈瘤の画期的治療です。
静脈瘤に薬を注射して固めてしまう硬化療法や焼灼術が適応とならない方には、静脈を切除するストリッピング手術も行っています。
血管外科では、下肢の静脈瘤に対する下肢静脈瘤血管内焼灼術の症例数が最も多くなっています。下肢静脈瘤血管内焼灼術とは、皮膚を切らずに血管の中に細い管を挿入し、ラジオ波の熱によって内部から静脈を焼いて塞ぐ治療法です。身体の負担が軽く下肢静脈瘤の画期的治療です。
静脈瘤に薬を注射して固めてしまう硬化療法や焼灼術が適応とならない方には、静脈を切除するストリッピング手術も行っています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(肩、股、膝) | 112 | 1.83 | 41.04 | 0.89 | 73.65 | 人工股関節置換術(THA).pdf 人工膝関節置換術(TKA).pdf |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 101 | 6.46 | 56.91 | 18.8 | 85.83 | 大腿骨骨折(骨接合術).pdf |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) | 47 | 1.55 | 26.89 | 0.00 | 70.96 | 腰椎除圧・固定・椎弓形成.pdf |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿、前腕、手舟状骨) | 39 | 3.03 | 34.85 | 0.00 | 67.67 | 橈骨遠位端骨折(骨接合術).pdf |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩、股) | 37 | 6.51 | 54.46 | 8.11 | 83.35 | 人工骨頭.pdf |
【解説】
整形外科では、人工関節置換術が最も多く、そのうち膝関節に対するものが90症例となっています。手術後は、リハビリ加療を行い退院となります。
手術前後は血管外科による深部静脈血栓症の評価をおこなっています。
骨を金属などで固定する骨折観血的手術が140症例あります。高齢の救急入院患者が多く、入院後に手術前のコントロール(血糖やお薬)を行うため、平均術前日数は長くなっています。
脊椎においては、腰部脊柱管狭窄症に対しての椎弓形成術が最も多く行われております。
人工骨頭挿入術は、大腿骨頚部骨折や大腿骨骨頭壊死などで行われます。観血的手術と同様平均年齢も高く、術前日数も6.51日、術後日数も54.46日で歩行能力の再獲得まで時間を要します。
整形外科では、人工関節置換術が最も多く、そのうち膝関節に対するものが90症例となっています。手術後は、リハビリ加療を行い退院となります。
手術前後は血管外科による深部静脈血栓症の評価をおこなっています。
骨を金属などで固定する骨折観血的手術が140症例あります。高齢の救急入院患者が多く、入院後に手術前のコントロール(血糖やお薬)を行うため、平均術前日数は長くなっています。
脊椎においては、腰部脊柱管狭窄症に対しての椎弓形成術が最も多く行われております。
人工骨頭挿入術は、大腿骨頚部骨折や大腿骨骨頭壊死などで行われます。観血的手術と同様平均年齢も高く、術前日数も6.51日、術後日数も54.46日で歩行能力の再獲得まで時間を要します。
耳鼻科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | – | 1 | 6.5 | 0.00 | 30.5 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | – | 1 | 12 | 0.00 | 84.0 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | – | 1 | 7 | 0.00 | 32.0 | |
K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) | – | 1 | 8 | 0.00 | 73.0 | |
【解説】
耳鼻科での手術は予定入院がほとんどで、手術は火曜日午後に行っており、手術前日に入院していただいています。
副鼻腔炎は、保存的によくならない場合や反復する場合に手術をします。近年の医療機器の進歩により内視鏡を用い手術浸襲も少なくなっています。
耳下腺腺種や喉頭腫瘍の摘出、声帯ポリープの切除など全身麻酔下に手術を行っています。また、甲状腺腫瘍や頚部嚢胞に対する手術も行っております。
耳鼻科での手術は予定入院がほとんどで、手術は火曜日午後に行っており、手術前日に入院していただいています。
副鼻腔炎は、保存的によくならない場合や反復する場合に手術をします。近年の医療機器の進歩により内視鏡を用い手術浸襲も少なくなっています。
耳下腺腺種や喉頭腫瘍の摘出、声帯ポリープの切除など全身麻酔下に手術を行っています。また、甲状腺腫瘍や頚部嚢胞に対する手術も行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 1 | 0.05 |
異なる | 8 | 0.38 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 9 | 0.43 |
異なる | 6 | 0.28 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0 |
異なる | 0 | 0 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 5 | 0.24 |
異なる | 0 | 0 |
【定義】
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率です。
・DPC:6桁のDPCコードでの集計です。6桁は病名による分類のみで治療法は関係しません。
・入院契機:入院の契機になった病気です。「同一」か「異なる」とは、請求の対象となる主に治療した病名と入院契機病名との比較です。
「同一」はその病気の治療目的で入院し主にその病気の治療を主に行ったという事です。
「異なる」は別の病気の治療目的で入院し、併発や入院後発症した病気の治療(ここでは播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、
手術・処置後の合併症)を主に行ったという事です。
・発生率:全退院患者さんのうち該当するDPCの請求となった患者さんの割合です。そのため、実際の発生件数とは異なります
・播種性血管内凝固:感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
・敗血症:細菌が全身に回り、炎症を起こす重症な病態です。
・真菌症:真菌による感染症です。
・手術・処置後の合併症:手術や処置などに一定割合で発生する病態です。
【解説】
当院では80歳以上の患者さんが43.1%と高齢の為、契機となる病名と異なる事が多くなっています。播種性血管内凝固・敗血症の原因とされる疾患(入院契機の疾患)は肺炎、胆管炎、尿路感染等が多くなっています。手術・処置等の合併症の中には薬物性ショックによる治療も含まれています。
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率です。
・DPC:6桁のDPCコードでの集計です。6桁は病名による分類のみで治療法は関係しません。
・入院契機:入院の契機になった病気です。「同一」か「異なる」とは、請求の対象となる主に治療した病名と入院契機病名との比較です。
「同一」はその病気の治療目的で入院し主にその病気の治療を主に行ったという事です。
「異なる」は別の病気の治療目的で入院し、併発や入院後発症した病気の治療(ここでは播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、
手術・処置後の合併症)を主に行ったという事です。
・発生率:全退院患者さんのうち該当するDPCの請求となった患者さんの割合です。そのため、実際の発生件数とは異なります
・播種性血管内凝固:感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
・敗血症:細菌が全身に回り、炎症を起こす重症な病態です。
・真菌症:真菌による感染症です。
・手術・処置後の合併症:手術や処置などに一定割合で発生する病態です。
【解説】
当院では80歳以上の患者さんが43.1%と高齢の為、契機となる病名と異なる事が多くなっています。播種性血管内凝固・敗血症の原因とされる疾患(入院契機の疾患)は肺炎、胆管炎、尿路感染等が多くなっています。手術・処置等の合併症の中には薬物性ショックによる治療も含まれています。
更新履歴
- 2023/9/20
- 2022年度(令和4年度)病院公開指標へ更新
外来受付時間
※診療時間は科によって異なりますので、外来診察表をご確認ください。
月〜金曜日 | 午前 8:30〜11:30 午後 1:00〜5:00 |
---|---|
土曜日 | 午前 8:30〜11:30 |
休診日 | 日・祝・年末年始 |
地域連携部
【医療・福祉機関の皆さまへ】
受診相談・転院相談はこちらまで
(受付時間は外来受付時間に準じます)
外来予約センター(再診のみ)
受付:13時30分〜17時(平日のみ)
新患・初診の方は直接お越し下さい
人間ドック・予防接種
受付:14時〜17時(平日のみ)
代表窓口
熊本県菊池郡菊陽町原水2921
対象患者:医療保険適用患者で一般病棟退院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院を2022.4~2023.3に退院した患者さんの入院時年齢の人数を10歳刻みで集計しています。
【解説】
患者の年齢構成を調べると、その病院の特徴がある程度わかります。年齢層の高い患者が多い病院は若い患者が多い病院より同じ病気でも入院期間が長くなったり、重症化しやすいという傾向があります。
2022年度の総退院患者数は、3.198名ですが、データ対象の一般病棟退院患者は、2.150名です。70歳以上の入院患者さんが全体の66.7%を占めており、前年と比較しても年齢階級別に大きな変化は見られません。
地域の中核病院、救急輪番病院として他の医療機関とも共同し、地域医療に貢献していきたいと思います。