熊本県菊池郡大津町の医療法人潤心会熊本セントラル病院

文字サイズの変更

熊本セントラル病院 病院指標

  • HOME »
  • 熊本セントラル病院 病院指標

平成28年度 熊本セントラル病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 2 36 51 58 90 176 412 449 784 334

対象患者:医療保険適用患者で一般病棟入院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に回復期病棟、包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院をH28.4~H29.3に退院した患者さんの入院時年齢の人数を10歳刻みで集計しています。

患者の年齢構成を調べると、その病院の特徴がある程度わかります。
年齢層の高い患者が多い病院は若い患者が多い病院より同じ病気でも入院期間が長くなったり、重症化しやすいという傾向があります。
当院は、地域の中核病院として長年通院されている患者さんも多く、特に60歳以上の患者さんの占める割合が8割を超えています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

消化器内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 46 30.4 21.3 15.2% 86.6
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 26 12.1 5.5 0% 65.8
110310xx99xx0x 腎臓または尿路感染症 23 25.9 12.4 8.7% 84.9
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 20 24.0 16.2 30.0% 63.5
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 19 13.8 11.1 31.5% 77.5

対象患者:医療保険適用患者で一般病棟入院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に回復期病棟、包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院をH28.4~H29.3に退院した患者さんの診療科ごとに症例数の多い上位5つの診断群分類についての集計です。

・DPCコード:病気と治療方法の組み合わせによって分類されますので、同じ病気でも治療方法が違えばDPCコードは異なります。
・DPC名称:病名での分類名称です。
・平均在院日数(自院):該当DPCで入院していた日数の平均値です。
・平均在院日数(全国):厚性労省より公表されている平成28年度における先刻のDPC対象病院の在院日数の平均値です。(外泊日数は除く)
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です。

当院は包括ケア病棟があります。一般病棟で急性期の治療が終了した後、さらに継続的な治療が必要な場合は、包括ケア病棟で行います。
そのため、一般病棟だけの病院より当院の平均在院日数は長い傾向にあります。

消化器内科では肺炎治療の患者さんが最も多くなっています。地域に密着した病院であり、長年他の消化器系疾患で経過を診ている患者が肺炎を患い
入院されるのと、28年度は呼吸器内科医が不在の為です。誤嚥性肺炎は、高齢や他の病気により、嚥下(食べ物を飲み込むこと)が低下している患者は再発する事があり、入院期間も長くなっています。
肺炎のデータに関しては「成人市中肺炎の重症度」もご参照ください。


循環器内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 32 26.4 18.0 15.6% 81.0
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 21 32.6 21.3 28.5% 87.5
0400801399×012 肺炎等(市中肺炎かつ65歳以上75歳未満) - 13.0 16.3 0% 70.0
050130xx9901xx 心不全(人工呼吸あり) - 12.0 19.9 50.0% 75.0
050340xx99xxxx その他の循環器障害 - 7.5 11.4 100% 75.0

※患者数が10症例未満は、表記せず。
循環器内科では心不全の治療を行う患者さんが最も多くなっています。
心不全とは心臓の機能が低下して全身の臓器に必要な血液量を送ることができなくなっている状態です。慢性心不全を患っている患者さんが急性増悪を起こし来られることが多いため平均年齢も高く、治療後の転院率も高くなっています。


代謝内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路感染症 - 26.8 12.4 28.5% 78.1
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 - 52.4 21.3 60.0% 82.4
050130xx99000x 心不全 - 50.2 18.0 0% 83.4
0400801499×003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上A-DROPスコア3) - 38.0 17.4 0% 83.0
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)(末梢循環不全なし) - 56.0 14.6 0% 69.3 糖尿病教育入院.pdf

※患者数が10症例未満は、表記せず。
代謝内科では包括ケア病棟にて糖尿病の教育、合併症の治療を行っています。(そのため上記に患者数上反映していません)
整形外科や眼科などの手術前に血糖のコントロールを行うなど他診療科と連携し、患者さんの治療にあたります。


神経内科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160xx99x00x パーキンソン病 - 43.8 18.7 0% 82.0
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 - 43.2 17.8 50.0% 77.5
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 - 18.5 9.4 0% 34.0
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー - 24.5 18.0 0% 45.0
010170xx99x00x 基底核等の変性疾患 - 160.0 14.7 0% 88.0

※患者数が10症例未満は、表記せず。
神経内科では、脳血管障害、頭痛、てんかんなどを含む神経疾患一般の診療を行っていますが、入院患者はパーキンソン病など神経難病の比率が多くなっています。
神経難病の内服調整は病状に合わせた細やかな観察が必要なため、入院期間を要す場合があります。
難病患者のレスパイト入院、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣・痙縮に対するボツリヌス治療にも対応しています。


外科・血管外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060330xx02xxxx 胆のう疾患(胆のう結石など) 27 7.0 6.8 0% 63.6 腹腔鏡下胆嚢摘出術.pdf
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患 25 2.7 3.3 0% 66.6 片側下肢静脈瘤手術.pdf
両下肢静脈瘤手術.pdf
060335xx02000x 胆のう水腫、胆のう炎等 11 6.8 7.6 0% 56.9
060150xx03xxxx 虫垂炎 - 8.5 5.6 0% 36.7
060240xx99xxxx 外痔核 - 5.0 4.6 0% 70.0 痔核根治術(地域連携パス).pdf

※患者数が10症例未満は、表記せず。
静脈・リンパ節疾患は、血管外科で最も多い症例になります。静脈炎や静脈瘤の治療が主になります。
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術は、年間40症例以上おこなっています。
胆のう結石に対しての腹腔鏡下胆嚢摘出術などは50~60代の方が多く治療をされています。
痔核なども近医から紹介を頂き連携して治療を行っています。がんに対する温熱療法(ハイパーサーミア)の治療にも対応しています。


整形外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 98 39.6 20.6 20.4% 81.4 胸・腰椎圧迫骨折.pdf
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 94 57.3 27.6 34.0% 85.2
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 48 43.5 26.3 14.5% 76.7 TKA.pdf
070343xx99x00x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む)腰部骨盤、不安定椎 23 25.1 11.2 8.7% 76.4
160990xx99x0xx 多部位骨折 20 38.4 18.4 20.0% 73.1

整形外科では胸・腰椎の骨折での入院が最も多くなっています。
胸・腰椎の骨折や大腿骨の骨折(股関節大腿近位骨折)、変形性の膝関節症、脊柱管狭窄症など、高齢の患者が比較的多く、治療後リハビリを行い退院するため在院日数は全国平均より長くなっています。
多部位骨折とは、骨折が2か所以上の部位に及ぶ場合です。


脳神経外科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(発症から3日以内かつJCS10未満) 10 22.0 16.5 0% 62.7 脳梗塞 HI-UP.pdf
脳梗塞 軽症.pdf
160100xx97x01x 頭蓋・頭蓋内損傷(手術あり・副症病名あり) - 21.7 25.2 11.1% 82.0
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) - 41.8 19.4 42.8% 75.0
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷(手術なし) - 9.0 7.5 14.2% 56.2
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 - 24.4 11.8 0% 78.0 慢性硬膜下血腫.pdf

※患者数が10症例未満は、表記せず。
脳神経外科の症例数では脳梗塞が上位をしめますが、脳梗塞のタイプによって治療内容が異なります。改善に向けてのリハビリも長期になりますので、在院日数も長くなっています。


眼科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020250xx97xxxx 結膜の障害 - 2.6 3.4 0% 81.0
160250xxxx0xxx 眼損傷 - 2 4.9 0% 79.0

※患者数が10症例未満は、表記せず。
眼科は包括ケア病棟で治療を行っています。そのため上記の件数には上がっていませんが、白内障に対する水晶体再建術は215例、平均年齢77.0歳。翼状片に対する翼状片手術は17例、平均年齢78.9歳。加齢黄斑変性症に対する硝子体内注射16例、平均年齢76.3歳となっています。


耳鼻科


DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxxxxx 突発性難聴 25 9.0 9.4 0% 62.8 突発性難聴.pdf
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 18 5.2 5.5 0% 44.2
030400xx99xxxx 前庭機能障害 18 3.9 5.2 0% 59.3
030380xxxxxxxx 鼻出血 - 5.5 5.8 25.0% 61.7
030390xx99xxxx 顔面神経障害 - 10.5 9.6 0% 48.7

耳鼻咽喉科で最も多い症例は突発性難聴で、高気圧酸素治療やステロイドの点滴などを行います。高気圧酸素治療は、装置の中に入り、大気圧より高い気圧環境の中で酸素を吸入することにより病態の改善を図る治療です。
前庭機能障害ではメニエールや良性発作性めまい症が含まれています。扁桃周囲膿瘍は放置すると危険な病気です。近医より紹介を頂き切開などの処置を行っています。当院耳鼻咽喉科では、入院を要する急性期の疾患に可能な限り対応するようにしています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 2 3 1 5 0 0 1 7
大腸癌 6 4 4 4 3 4 1 7
乳癌 0 0 0 0 0 0 -
肺癌 0 0 0 0 0 0 - -
肝癌 2 1 0 1 0 15 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

日本でもっとも罹患率の高い5大がんの病期(stage)症例数を集計したものです。
がんの症例数を調べることでその病院が積極的に治療しているかを知ることができます。病期(stage)とは、がんの進行状況を示します。
T:原発巣の大きさと進展範囲
N:所属リンパ節の転移の有無と進展範囲
M:遠隔転移の有無
UICC TNM病期分類にて原発巣のがんをstage(Ⅰ期~Ⅳ期)を決定しています。
Ⅰ期に近い程、がんが小さくとどまっている状態で、Ⅳ期に近い程、がんが広がっている状態です。
Ⅰ期の患者が多ければ早期にがんを発見しており、Ⅳ期の症例が多いほど重症の患者が多い事がわかります。また、stage(病期)により治療方針が変わります。

当院では超急性期病院との連携をとり治療を行っています。特に肝癌は再発することが多い病気であり、当院でも再発治療を多く扱っています。28年度は乳がん・肺がんは専門の医療機関へ紹介していましたが、現在、呼吸器内科専門の先生の着任やハイパーサーミアの導入により外来入院共に治療件数は増えています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 11.9 59.5
中等症 82 21.2 84.5
重症 20 46.7 90.8
超重症 24 28.0 85.6
不明 0 0 0

対象患者:医療保険適用患者で一般病棟入院患者(除外:自賠責・労災・自費等の患者、回復期等一般病棟以外のみの患者)
当院をH27.4~H28.3に退院した患者さんで、成人市中肺炎の重症別患者数を集計したものです。
成人とは15歳以上の患者です。市中肺炎とは普段の生活の中で罹患した肺炎を指します。入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13~J18であるものが対象です。そのため、インフルエンザウイルスからの肺炎、誤嚥性肺炎、気管支肺炎は集計対象外になります。

・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。

重症度は、市中肺炎ガイドラインのよる重症度分類(A-DROP)システムにより分類しています。

【A-DROP】
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN21mg/dl以上または脱水
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下

 軽度:(重症度0)上記の指標のいずれも満たさないもの
 中程度:(重症度1・2)1~2項目に該当するもの
 重症:(重症度3)3項目該当するもの
 超重症(重症度4・5)4項目以上に該当するもの。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。

重症度0(軽症)の患者さんの平均年齢が59.5歳であるのに対し患者数の多い重症1~2度(中等度)の平均年齢は84.5歳と高齢になっています。重症の患者ほど平均年齢も高く入院期間も長くなる傾向にありますが、超重症の患者さんは入院後お亡くなりになる場合があるため平均在院日数は短くなっています。成人市中肺炎のガイドラインでは、軽症の患者さんは外来治療でよいことになっていますが、併存にぜんそくやがん、先天性の疾患があるなど重症化することを考慮し入院となっている場合があります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 5 8.2 75.2 0
その他 1 2 72.0 0
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 -
I63$ 脳梗塞 3日以内 36 34.3 76.8 7.6
その他 16 43.0 83.0 7.6
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - 1 10.0 91.0 0
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> -
I679 脳血管疾患,詳細不明 -

対象患者:医療保険適用患者で一般病棟入院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に回復期病棟、包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院をH28.4~H29.3に退院した患者で、脳梗塞の病型別に集計したものです。
・平均在院日数:該当DPCで当院に入院していた日数の平均値です。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です

脳梗塞(I63$)で発症日から3日以内に治療を行った急性期脳梗塞が脳血管疾患の全体患者数のうち6割を占めています。
当院では急性期治療からリハビリまでを一貫しておこなうため、入院日数は比較的長くなっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

消化器内科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2cm未満) 75 0.7 3.3 2.6% 66.1 大腸ポリペク.pdf
K654 内視鏡的消化管止血術 23 3.1 30.5 4.3% 78.9
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 14 2.2 20.6 28.5% 85.1
K697-31ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内) 11 2.2 7.1 0% 69.6 RFA(経皮的ラジオ波焼灼術).pdf
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 - 0.5 15.7 14.2% 60.5

対象患者:医療保険適用患者で一般病棟入院患者(自賠責・労災・自費等の患者、1入院期間中に回復期病棟、包括ケア病棟のみの患者は除く)
当院をH28.4~H29.3に退院した患者さんの診療科ごとに手術症例数の多い上位3つの診断群分類についての集計です。
診療科は医療資源を最も投入した傷病の診察担当医師の所属する科とし、複数の診療科では重複してカウントしていません。

・Kコード:手術術式の点数表コードです。
・名称:手術術式の名称です。
・平均術前日数:入院日から手術日前日まで(手術日当日は含まない)の日数平均
・平均術後日数:手術日翌日(手術日当日は含まない)から退院日とします。
・転院率:退院時当院から他の病院や診療所に継続して入院(転院)した該当DPCの内の割合です

消化器内科では、大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)の症例数が最も多くなっています。
ポリープ切除(キノコのような茎のある形のがんやポリープを切り取ること)目的の短期入院が主となります。
次に、内視鏡的消化管止血術が多くなっています。胃・十二指腸潰瘍、急性胃粘膜病変、食道・胃静脈瘤、その他マロリーワイス症候群からの出血など原因は様々ですが、消化管からの出血を止めるために行います。出血を止めるだけではなく、原因となる病態の治療も行うため治療期間は患者によりばらつきがあります。
胆道疾患や膵臓疾患に対して行われる内視鏡的胆道ステント留置術は、色々な病態で狭窄した胆道にステントといわれるチューブを通して胆汁の流れを良くする手術です。その後、狭窄の原因となる病態の治療も行っているため術後の入院日数は長くなります。


外科・血管外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 40 0.9 5.3 0% 62.0 腹腔鏡下胆嚢摘出術.pdf
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 32 1 3.8 3.1% 68.4 腹腔鏡下鼡径ヘルニア根治術.pdf
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 25 0.1 1.7 0% 66.6 片側下肢静脈瘤手術.pdf
両下肢静脈瘤手術.pdf
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 - 1.1 6.4 0% 36.7
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 - 1.7 27.5 14.2% 75.5

外科では胆のう炎や胆のう結石症、胆のうポリープなどの胆のう疾患、鼠径ヘルニア等に対して、主に腹腔鏡下での手術を行っています。血管外科では、下肢の静脈瘤に対する下肢静脈瘤血管内焼灼術の症例数が最も多くなっています。静脈瘤とは足の血管がこぶのように膨らんでむくみや痛みを誘発します、その血管を抜き取る手術です。


整形外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 81 7.23 48.5 32.1% 84.1 大腿・骨接合術.pdf
K0821 人工関節置換術(股) 53 2.68 42.4 16.9% 77.4 大腿・人工骨頭置換術.pdf
K0462 骨折観血的手術(前腕) 36 3.31 25.6 8.3% 64.1
K0463 骨折観血的手術(膝蓋骨) 21 3.24 24.0 4.7% 52.6 膝蓋骨骨折.pdf
K0811 人工骨頭挿入術(股) 18 8.83 47.1 33.3% 83.1

整形外科では、骨折観血的手術(骨折した部位の近くを切り骨折した部分をピンやプレートで元の状態にする手術)が最も多く、その内、大腿骨に対する手術は81症例、前腕に対する手術は36症例、膝蓋骨に対する手術は21症例です。大腿骨の骨折は高齢の救急入院患者が多く、入院後手術前のコントロール(血糖やお薬)と手術後のリハビリ加療を行うため在院日数は長くなっています。人工関節置換術は整形外科では一般的治療として定着し、手術を受けられる患者さんの平均年齢も77.4才と高齢の方が手術を受けられています。


脳神経外科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 15 0.1 18.4 0% 79.4
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) - 13.0 55.0 0% 76.6 脊柱管狭窄症(椎弓切除術).pdf
K1342 椎間板摘出術、後方摘出術 - 1.5 11.0 0% 50.5
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) - 12.0 19.0 0% 76.0
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - 7.0 2.0 0% 77.0

脳神経外科では、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術(頭を打った後2週間~3ヶ月後に脳と頭蓋骨の間に溜まる血腫を取り除く手術)が最も多くなっています。脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術は、合わせて8件と脊柱管狭窄症の治療も多く行っています。


眼科


Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 215 0.3 1.3 0.6% 76.6 白内障(片眼用).pdf
白内障(両眼用).pdf
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) 17 0.6 1.0 0% 81.0 翼状片.pdf
K274 前房、虹彩内異物除去術 - 0.0 1.0 0% 79.0

眼科の入院のほとんどが白内障の手術目的となります。
片眼ずつの1泊2日の入院が一番多く、平均年齢も76.6歳と高齢の患者さんでも可能な手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 3 0.13%
異なる 5 0.21%
180010 敗血症 同一 16 0.69%
異なる 11 0.47%
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.04%
異なる 1 0.04%
180040 手術・処置等の合併症 同一 8 0.34%
異なる 0 0%

播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率です。

・DPC:6桁のDPCコードでの集計です。6桁は病名による分類のみで治療法は関係しません。
・入院契機:入院の契機になった病気です。「同一」か「異なる」とは、請求の対象となる主に治療した病名と入院契機病名との比較です。
      「同一」はその病気の治療目的で入院し主にその病気の治療を主に行ったという事です。
      「異なる」は別の病気の治療目的で入院し、併発や入院後発症した病気の治療(ここでは播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、
手術・処置後の合併症)を主に行ったという事です。
・発生率:全退院患者さんのうち該当するDPCの請求となった患者さんの割合です。
・播種性血管内凝固:感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。
・敗血症:感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。
・真菌症:真菌による感染症です。
・手術・処置後の合併症:手術や処置などに一定割合で発生する病態です。

播種性血管内凝固・敗血症の原因とされる疾患(入院契機の疾患)は肺炎が多くなっています。手術・処置等の合併症の中には薬物性ショックによる治療も含まれています。

更新履歴


2017.9.30

TEL 096-293-0555 熊本県菊池郡大津町大字室955

PAGETOP
Copyright © 医療法人 潤心会 熊本セントラル病院 All Rights Reserved.